感情

タイムラインアクティビティーでは、出てきたイベントに6つの種類の感情を付けるルールとなっている。しかし6種類というのはなんとも半端で、各イベント毎に選ぶには種類が多すぎるし、逆に1つのイベントに対して直感で思いついた感情はたいがいその6つに入っていない。

でも感情を入れる効果は、心理的に、付けられている感情の割合が等しくなるように、出ていない感情について深く考えることかな。だからいいのか。

アジャイルレトロスペクティブズ

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き

内容はいろいろな方が書いているので、ここで書く必要もないだろう。とても実践的な本で、書いてあることをすぐにでも試したくなるような本だった。

自分たちもKPTを使ったふりかえりを実践しているが、どうも何かしっくりとこない。オブジェクト倶楽部で「感謝」というキーワードでKeepを考えることを、確か中村文彦さんだったと記憶しているが、アドバイスをいただき、それでだいぶ改善したけれど、それでもKもPもTも出尽くしていないというか、切れの悪いなんとかみたいな、そんなふりかえりを繰り返していた。この本では、レトロスペクティブズに必須な5つの構成が書かれており、KPTはその中の「何をすべきか決定する」に入る1つのプラクティスとしている。当たり前なことかもしれないけど、私はこれでだいぶスッキリできた。

今からふりかえりを実践する人も、実践中の人も、一読して損をしない本だと思う。

タイムライン

早速、タイムラインを試してみた。自分たちのふりかえりにはデータ収集の部分が不足していると考えているからだ。ぎこちなかったけど、1ヶ月の間に起きたイベントをメンバーがホワイトボードに書くことで、結構鮮明にそのときの情景が頭に浮かんだし、また書かれた1つのイベントから思い出されたイベントがいくつかあった。

この結果を元に、本の通りではないが、KPTでまとめていった。私は湯水のようにKPTが頭に浮かんできたが、メンバーもいつもより早く、多く書けたようだ。残念ながら時間切れでKPTからタスクの割り振りまでいけなかったが、いつもとは一味違ったふりかえりになったと思う。