オフショアーの信頼と進捗管理

オフショアー開発で行っている私のプロジェクトが、オフショアー側と合意された日にリリースされ、完了となった。前倒しでもない遅れでもない、正確に決められた日にリリースされた。ところが現在、オンサイトコーディネータによるリリーステストで、我々の側の問題により遅延が生じている。
私はオフショアー開発の進捗管理を、機能性で細かく分割したタスク単位で見ることにしているが、見積もりどおりに進んでいるとの報告しかなかった。しかもその見積もりは、私がオンサイトコーディネータへ仕様の説明をしたときに、私の推測として話した値である。
これまでにもこのようなことが幾度となく繰り返されている。おそらくが大きな時間のバッファーが用意されており、遅延が生じてもリリース日を守れるようになっているのだろう。問題が生じたときに使うバッファーである。しかし逆に今回のように順調に開発できた(と思われる)場合、明らかに作業への投入率が100%に達していないと考えられる。どんなにアジャイル的に見える化しようとしても、スケジュールどおりに事を運ぶことが最優先され、それがうまく隠蔽されてしまう。
仮にすべてのプロジェクトに遅延が生じないのであればまだ妥協できるのだが、必ずしもそうはいかないのだ。
実質オフショアー側が主導権を握っており、プロジェクト完了間際まで真の進捗状況を知ることはできない。もう信頼するしかないのである。これが正しい姿なのだろうか、、、