分析力

「使う力」というキーワードで人から聞いた話に「分析力」という言葉が出て来たので少し考えてみた。

自分たちのスキルが向上したことを分析する

目的も手法もシンプルで、効果も想定できる分だけ手にすることができる。タスクの見積もりが前倒しに終わらせることができた時、自分で見積もり精度ミスか力がアップしたのかは容易に判断できる。そしてそのことがチームに告知されると、チームの状態も向上する。朝会で話が出てくるような雰囲気を作れば容易に達成できそうだ。

分析結果を人と共有する

自分たちの力を相対的に評価するのは大切だけど、ベースが一致していないので、まずうまくできないと思う。緩く比べることしかできないし、緩いのがいいのかも。

上司に見せる

人に言われたのだが、無意味な気がする。上司は知りたがるのだろうが。。。ベースの不一致をどうにかしないと誤った見方になるけど、ソフト開発のすべて、つまりソフトの規模や複雑さから開発者のスキルや経験も入ってくるためきちんと計ることはやっぱり無理。


上司が「チームのスキル力向上を定量化せよ」との指示を出していたが、力の向上は上に書いたように、同じソフトを2度作ってみてその作る時間を比べたって正確に出てこないので、定量的に評価することは無理と言い切れると考えている。もしどうしても知りたければ、そのチームに自ら入り込み、朝会とかに出席してメンバーの話をすべて理解する、くらいのことをする必要がある。見える化しても見る方に見る力がなくてはどうしようもなく、「見せる化しろ」といっているようじゃ、何も変わらない。