アジャイルプラクティス勉強会

アジャイルラクティス」勉強会の本読みとしては最終回が終わり、あとはふりかえりをするだけとなった。今日、その最後の題材は「41.メンターになる」。みんなでこの章の感想を話している中、その日、id:m_sekiと話していた、発信者と受信者の話が頭に浮かび、メンターとメンターから教わる人(仮にアサイニーと呼ぶ)の関係は、例えばセミナーなどでの発表者(発信者)と聴取者(受信者)の関係と同じであることに気付いた。さらに発信者と受信者は、ただ単に発信した瞬間に発信者であり、受信した瞬間が受信者であって、もし聴取者が発表者に、例えば懇親会で「今日の発表は○○○が×××で良かったですね」と話した時、聴取者が発信者になってしまうので、この2者の関係は容易に交換してしまう。同じようにメンターとアサイニーの関係も、実はアサイニーが発信者にもなりえて、メンターが自己を向上できるのは、アサイニーから良い発信、つまり的を得た質問や教わったことをマスターしたという事実があってこそなのではないか。こう考えると、セミナーでの発表や、咳さんと話した時はイベントを主催することも同じで、それらをした人達は聴取者やイベント参加者からの良いフィードバックを待つべきで、聴取者は単に「この発表に感動しました」だけじゃなくて、一歩踏み込んだフィードバックをしてあげて、初めてメンターとアサイニーのようにお互いに研鑽できるのではないだろうか。ただそれをできるようになるにはそれ相応の練習が必要で、私もライトニングトークスのように発表者としての場にめぐりあえたが、充分に良いフィードバックを受信できなかったと思し、またセミナーに参加した時の人の発表へのフィードバックも感想程度で終わっている気がする。ただ今後、イベントやセミナーに参加する時、自分も発信者なんだ、という気持ちで臨むようになるだろうから、それだけでもだいぶ違ってくると思う。