ブラウンバックミーティングで「少数の原理を活用する」を読んだ

水曜日のブラウンバックミーティングで読んでいたSoftware testing maniaxが一段落したので、SQiPで連載されているソフトウエア品質の本音から「少数の原理を活用する」を4編、読んだ。論理思考で用いられる方法を著者のセンスで4つに分類したという内容。「上下」から始まって、左右、前後、内外までである。上下では理想像を探って行く「上」と、問題の原因を追及しつつ細分化していく「下」といったように、発散と収束という思考洋式を示している。「上」と「下」という単純な言葉で表現しているところが素晴らしいなと思った。
しかもこの2つの思考パターンは対抗しているようで実は相手の結果(出力)を元に考えを広めていく、つまり入力にする、ループ構造をしている。上に行って下に行ってを繰り返すという意味でうまい言葉だなぁ、と思った。思考中に迷ったときでも「上下」という言葉をちょっと思い出せば、迷い続けることはなくなるじゃないかな。