XP祭りに参加

XP祭りは2008年くらい以来の2度目、アジャイル系のイベントへの参加もおそらく4年ぶりくらいだと思う。今回のきっかけは id:m_seki の基調講演で、最近はRubyが多かったので久しぶりな感じだった。私にとって咳さんの言葉は偶然に手に入れた基調な宝物のようなもので、たまたま同じ部署だから聞こうと思えばいつでも何度でも聞く事が可能だし、わからなければわかるまで質問もできる。でもそれだけにまとめて聞く機会は少なく、敢えてこのような講演会に聞きにくるのも価値ある事である。

咳さんの守破離の守にまだいることに気付いた、というのはぐっときた。そしてXPは捨てる事だから難しいんだ、というのもなるほどと思った。計画ゲームの部分は難しかったなぁ。事前事後、end to end、早い結合は頭で理解してもなかなか実践できない部分で、どうしてもすべての設計をやりつくしたくなってしまう。仮に実践できていない状態でイテレーションを導入しても、あっさり形骸化してしまう。それ以上にビジネス側の私には、ほんとうはどこまで進んでいるのかがはっきりしていないことの不安を覚えるのだが、その気持ちがなかなか伝わらない。リスクの考え方にも関係することで、それができているのがうらやましい。小さいミスをたくさんやって大きなミスをしない、あたりも、理想状態を追って何が悪い、という考えの人達とはなかなか相容れにくかったりする。
岩切さんのは、未来会議の難しさが伝わってきたとってもいいお話だった。最後まで賛同できなかった人々もいれば、未来会議を心から歓迎した人々もまた多かったんだろう。まずやってみる、という難しいふるまいをやってしまう岩切さんの凄さが伝わってきた。
講演を聞くのは沢田マンション以来の懸田さん、話のリズムがとっても心地良い。もちろんそれだけじゃなくて、例えばニーズを捉えられずに作ると、それは言われたままに作る事と同じだ、といったメッセージも心地よかった。

お昼のカレーはおいしかった。福井さんと小井戸さんが午後のセッションの時間になってもいっしょに食べていたのが気になって仕方なかったけど。
とてか03の招待講演、中島さんと短い時間だけどお話できた。当日がとっても楽しみ。そして、とてか03に来たくなっちゃうような講演のチラ見せLTに、実行委員長係としてとても感謝したい。
それと人を泣かしたのは初めてに近い。。。。

書こうかどうか迷ったのだけど、ワークショップでマニフェストの価値と原則は絶対のものだという発言は少々危険な感じがした。絶対視するとそれが目的になってしまいそう。てーげーが良かっただけに(正の部分と負の部分があることを話されていた)、オレのてーげーみたいな題目で論じ合えると楽しかったんじゃないかな。

Awazeki、track8、miwa719とtoruby勢揃いなイベントも、自イベントを除けば久しぶりな気がする。
今回は久しぶりの山だが、再スタートな感じもして私は嬉しかったなぁ。