順調じゃないときに印を

カンバンの改良をチームに投げかけたところ、1つ面白い提案があった。タスクをコミットした人間が自らのタスクが「順調ではない」と感じた時に朝会で赤い丸いシールを貼る、というものだ。そして「順調ではない」状況を報告し、チームで対応策を考え実行していく。そして「順調」に戻った時は赤丸シールにマジックで×印を書く。こうすることで、カンバン上で「非順調」が一目でわかるようになる。
このアイデアを聞いたとき私はやや否定的な思いを持った。というのはメンバーが見積もりオーバーといった「非順調」(現時点はメンバー間で共通の定義づけはしていない。あくまで主観。)を否定的に捕らえてしまう可能性があったからだ。しかしよく考えるとこれはあんどんの一種ともいえ、静的な表示をするカンバンに動的な要素を取り入れた面白さがあるので、採用することにした。
それよりもメンバーから出てきた提案はなるべく尊重したい気持ちが強かった。即時的な効果は無いかもしれないが、メンバーが赤丸を見て自分たちで解決しようとする意識ができてきそうで、効果は大きいのではないだろうか。私は予想以上の効果が出るのでは、と期待している。