デブサミ2008

デブサミ2008に行ってきた。私は初参加だったが、仕事でよく行く学術集会の硬さと、ソフト開発関連の集まりに見られる柔らかさの中間をいくような雰囲気に親しみを持てた。

私の仕事はソフト開発チームのリーダとしてチームにXPを適用しつつあることから、社内外でXPをやっているチームの状況に興味を持っている。初日のセッションで、島田昌紘氏と咳さんがXPをベースとしたソフト開発について話をしていたので聴講してみた。お二人とも実践者ということでお話に説得力があり、また参考に出来る部分が多々あった。特に前半の島田さんは、やっている内容が私のチームとほぼ同じなことから、島田さんの苦労された点や改善点がとてもよく理解できた。一方の咳さんは、ややコンセプチュアルな話ではあるし、普段、彼から直接話を聞いているのだけど、まとめて聞いたことで改めて彼のコンセプトを知ることが出来た。プロセス(チーム)自体が成果物という話は素晴らしいと思う。テストの導入方法も、なかなか出来るものではないと思うが、是非実践すべきだろう。

このお二人の話を聞いて、開発プロセスとしてのアジャイルやXPが充実期に入ってきており、私のようにまさにTry中の人間やチームにとって、模索するというよりは参考になるお手本が多数あるとてもありがたい状況になってきたと強く感じた。