自然な出生前検査

ここで話題になっている治療を含んだ出生前検査だが、つい最近、子持ちになった私も、妻の妊娠中にどこまで検査をすべきかで悩んだ。ただ、もし知ったところで、そのことが何かの行為につながる可能性は低いと考え、というより行為を変えたくなかったので、先天的な以上に関することは特に検査をしなかった。
ただそういったニーズは強く、4Dによる胎児観察での異常発見を堕胎可能な20週前後までに確立させるという要求は、医者を通じて妊婦やその家族から持たされている。確かにこの話、出生前治療とも絡んで
くるのでより複雑ではあるけど、妊婦やその家族の本音なのだろう。
また少し前に聞いた話だが、赤ちゃんにおむつをしないで育てる方法論があるらしい。おむつは自然ではないというのだ。では服はどうなんだ、とつっこみたくなるけど、少しでも''自然''な形を好むのは、人工的なものが自然なものの前では、所詮人間の持っているわずかばかりの知識の産物だということからきているだろうから、これも理解できる。
私はというと、やはり子供を守りたいと思うし、子供をよりよく成長させたいと願うので、そのわずかばかりの知識でさえ頼りにしたくなるのもまた本能なのかなぁ、と思っている。
幸い、いまのところ子供は特に異常も無く育ってくれている。今後もなるべく最先端の医療技術を使って子供を守ろうとするだろうが、無理に''自然''な振る舞いをせずに育ててやることが最も自然なんだろうと考えている。