駄目駄目駆動プロジェクト管理

最近、私のグループのメンバになった人と、二人で仕事の話をしていて、最後に愚痴でもいいから何か話す事はない? と聞くと、どどどどどと愚痴を言い始めた。普段それほど口数が多くない人だけに、こんなに愚痴があるのかと驚いた。最初は聞いてあげれば気が晴れるだろう、くらいに思って聞いていたけど、よく聞くと重要な情報が出てきて、さらに驚いてしまった。
愚痴って、何かきっかけがないとなかなか話せないもので、チームでいつでも話せる雰囲気が作れていればいいのだが、そうでないチームのメンバーは不幸だ。

ところで私の職場では、なぜこんなことをするのか目的がはっきりしないが、やらなければならない事がいくつかある。指示されたからやらなければならない、と思っている人が多いので、私もそれに合わせて最低限のレベルで実行している。そのため、愚痴を言いあいながらすすめる事もよくある。

そこで、この機会を使って、愚痴から有用な情報を取り出せないかと考えた。駄目駄目な「やるべきこと」を使ってグループの運営を促進するので、駄目駄目駆動プロジェクト管理でDDDPMなんて呼ぶと、Dが2つ以上重なる怪しさも相まって、誰も信用してくれないプラクティスのようになる。私は好きだけど。。。
実際に、これを機会にメンバーと愚痴をベースに、色々な話が出来ている。
駄目なものも使い方によっては役に立つこともある、ということの証明になりそうだ。

ただし、そんなことを使わなくてもメンバー間でしっかりと話ができるべきなのであって、あくまでそれが出来ない、ちょっと駄目駄目なグループの場合の話である。