できたできない、はんせいふりかえり

ある人の訓示で「決めたら最後までやり抜く。もしできたら横串(別の部署、プロジェクトに波及させる意味)にし、できなかったらさっさと別の手を見つけたり、人に助けを求めなさい」と言っているのを聞いて、難しいのはできなかった時にできなかったと正直に言えることじゃないかと思った。それ以前に、できるはずだと言い聞かせることで、できない状態を定義させないこともあるかもしれない。最初に、どうなると”できた”なのかをはっきりさせておいて、仮にそうならなくても「ならなかったねぇ〜」とみんなが聞いてあげられる雰囲気が重要なんだろう。
ところで、同じ会で別の人が、その人の管轄内のプロジェクトが計画から大きく遅延したことに対して「反省してもらう」と発言していた。今、こぞって、ふりかえりふりかえりと、ふりかえりの”会”をトップダウンで開催させている中、ほんとうにふりかえりの会が有効なときには「反省」なのだから、なんだかほんとうのところが見えてしまったようで、悲しい気持ちになってしまった。